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2009年02月17日

アイヌ少女の闘い (知里 幸恵 )

NHKの再放送(その時歴史が動いた)、「アイヌ神揺集」を出版し、19歳で亡くなった、知里幸恵、

言語学者の金田一京助を頼り、東京に出ての感想が、皆、忙しく目をキョロキョロさせデパートでは珍しいものが豊富に

有るが欲しいとは思わない、大自然の中で自由に生きるのが幸せを感じる。

金融危機で不景気になりましたが、心の豊かさが一番かもしれないと感じました。

100年程前の少女だったのですが、現代でもこのように感じる人は少ないでしょう。


アイヌ少女の闘い 知里 幸恵

彼女はアイヌとして差別されながら民族の尊厳を回復するために闘いました。
「アイヌ神揺集」を言語学者金田一京介のもとで編集した直後19歳で亡くなりました。
「アイヌ神揺集」は翌年の大正12年に本として出版されました。

; 「アイヌ神揺集」の序文の中から
美しい大自然に抱擁されて生活していた私たちの先祖は真に自然の寵児なんという幸福な人たちであったでしょう。
その昔この広い北海道は私たちの先祖の自由の天地でありました。
それも今は昔、夢は破れて幾十年
この地は急速な変転をなし山野は村、村は町にと次第次第に開けてゆく
その昔幸福な私たちの先祖は自分のこの郷土が末にこうした
惨めなありさまに変わろうなどとは露ほども想像し得なかったのでありましょう。
激しい競争場裡に敗残の醜さをさらけだしている今の私たちの中からもいつかは
二人、三人でも強いものが出て来たら進み行く世と歩みをならべる日もやがてくるでしょう。

「アイヌ神揺集」から
むかしむかし獲物が捕れなくなってアイヌが困っていると
フクロウの神さまが見かねてその訳を探ってくれました。
シカやサケの神様はアイヌが獲物を捕ったとき
無駄にしたり粗末にしなければ再び獲物を送り届けてあげようと言います。
フクロウの神さまにこれを聞いたアイヌが獲物を捕ったとき
大切に無駄なくあつかい神さまへの感謝を忘れないようにするとシカやサケが帰ってきました。
この後アイヌは幸せに暮らしました。

フクロウの神さまがアイヌの村を訪れてこう言われました。
『 銀の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに 』
という歌を私は歌いながら流れに沿って下り人間の村の上を通りながら下を向いて眺めると
昔の貧乏人が今はお金持ちになっていて、昔のお金持ちが今の貧乏人になっているようです。
私は貧しくみんなからばかにされていじめられている家族のもとを訪れました。
そして彼らが神々への感謝を忘れない人びとだと知るとこの家族を幸せにしてあげました。
私はいつでも人間の国を守っています。とフクロウの神さまが物語りました。
『 銀の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに 』





Posted by アイル新日本 at 20:22│Comments(0)
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