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今日のＮＨＫラジオ深夜便は、今月１０日に亡くなられた森光子さんへの、３年前に国民栄誉賞を受賞された後の８９歳の時のインタビューでした。母親は、三味線が好きで、朝から弾くと煩がられるので、
芸子になり、父親は京大生で結婚は出来なくて、後に女将となり、自分も芸子になり、女将となる一生だったが、歌が好きだったので、松竹少女歌劇団に憧れたが、映画の方に進み、戦前から映画に出演、
しかし、主役の恋を邪魔する役や、脇役が多く、脚光は浴びなかったようです。
鞍馬天狗で有名な嵐勘十郎は母の兄の子で従兄弟だった事は知りませんでした。
又、森繁久弥の奥さんから、喫茶店に呼ばれ、母親違いの妹を紹介され、最新の流行服のイデタチに
負けたと思ったそうでした。
上記は深夜便の途中までのものですが、前半は役にも恵まれず、４１歳で初主役、
ＮＨＫで何週間前か、再放送の、「放浪記」で有名になりました。
放送を見て「でんぐり返り」が、林芙美子をモデルにしたもので、当時の貧しい生活は、想像もつかず、
現在とは比較しようも無い時代、内縁の夫から、「出て行け」と言われても、「出て行かないよ、男は皆同じだから」、「幸せな一時も、不幸が来ないうちに死んだ方がまし」
木賃宿を転々としながら、投稿し、新聞記事で採用された事を知り、喜びのあまり、でんぐり返り
が注目されました。
森光子さんも、あの世で「でんぐり返り」してるかな！御冥福を心よりお祈りします。
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